導入事例

ビアスパークしもつま 工房We mam

業態
セントラルキッチン
機器種別
ソリューション・マシン冷機器熱機器製菓・製パン機器下処理機器ジェラート・ソフトクリーム機器

加工施設 × フードマシン

地域の農業課題解決の取り組み事例

規格外品による地場商品で地方創生

地域が抱える、担い手不足という農業課題を、高品質の地場商品を製造・販売することで解決し、地産地消・地域活性化を図る、行政×民間の取り組みが行われています。

茨城県下妻市から運営委託され、稼働する農産物加工施設「工房We mam」(複合宿泊施設ビアスパークしもつま内)では、地元名産のさつまいもの規格外品などを加工することで、高い品質の商品を開発・製造しています。商品は「道の駅しもつま」などで販売され、市のPRにも貢献し、農業振興の一端を担う活動として注目されています。

また、工房にはエフ・エム・アイの最先端テクノロジーマシンが多数導入され、商品の品質と生産性向上をサポートしています。【行政×加工施設×フードマシン】による地方創生の取り組みを紹介します。


行政・下妻市の農業課題と
解決へ向けた取り組み
──加工施設を活用した地場商品の開発

1.【行政×民間】地方創生の取り組み

宿泊複合施設・ビアスパークしもつま内にある農産物加工施設、工房We mamは、茨城県下妻市により運営委託され、2022年7月から稼働しています。形が不揃いな野菜などを地元の農家から仕入れ、加工品として販売。工房には、エフ・エム・アイの最先端フードマシンが多数導入され、行政×民間による地方創生の取り組みをサポートしています。

地元の農産物を使った加工品の製造・販売は、商品を通した市のPRになり、農家の収入も増え、地域活性化の好循環が期待されます。下図は、地域が抱える担い手不足による農業課題の解決へ向けた、農産物収穫から販売までの取り組みの図です。

POINT
  1. 食品加工施設、工房We mamを拠点に、高品質の地場商品を開発して製造・販売することで、地産地消・地域活性化を図り、農業振興をめざす。
  2. 商品の材料には地元農産物の規格外品を活用。焼き芋や果物のジェラートやジャム、常陸牛のローストビーフなど、年間50種以上の商品の製造・販売を見込む。
  3. 工房We mamに多数導入されたエフ・エム・アイの最先端テクノロジー・フードマシンが、食品加工の品質と生産性向上をサポート。
  4. 商品は「道の駅しもつま」などで販売されるほか、下妻市のふるさと納税返礼品として活用されている。

2. 行政の課題

茨城県下妻市

下妻市の基幹産業である農業。しかし、季節によって収入が安定しないなど、所得の低さが原因で、農家の担い手が不足している課題があります。その解決の糸口になるのが、地場商品の加工販売と言えるでしょう。

市場で流通できない規格外品農産物を加工することでヒット商品が生まれ、何倍もの価値が付けば、生産者の収入が増え、若年層を含む農業従事者が増えることに繋がります。農業課題解決のために、食品加工施設の活用は重要な位置を占めてくるのです。

3. 農産物加工施設開設の経緯

ビアスパークしもつま内工房We mam

ビアスパークしもつまの農産物加工施設の完成は、2000年1月に遡ります。同市の農業振興や活性化を図る目的で始動し、同年、地元の市民団体「下妻 食と農を考える女性の会(ウィマム)」が立ち上がります。梨を加工したジャムやピザなど、地元の商品の加工・販売を続けてきましたが、2021年3月に活動を終了。

メンバーの高齢化などの理由で継続が難しくなったウィマムの活動場所を引き継いで、施設を一新して開設されたのが、工房We mamです。2022年7月から稼働しはじめた工房は、そうざい、ジャム・タレ、ジェラート、菓子、食肉製品、水産製品の製造許可をもつ6室。食品販売製造事業などを手掛けるスズラン・ロードハウスが、そのノウハウを活かして運営しています。

工房では、茨城県名産の常陸牛、下妻市のローズポーク、キングポークなどを使ってローストビーフ、ハンバーグなどを製造。また市の名産品であるさつまいもは、形が不揃いな規格外品を活用して、焼き芋やジェラート、ジャムなどに加工しています。We mamはこのように、一つの食材から様々な種類の製品を加工することが可能な、総合的な工房になっています。

4. 農産物加工をサポートする最先端マシン

エフ・エム・アイ

工房We mamには、エフ・エム・アイが扱う革新性の高い最先端テクノロジーマシンが多数導入されています。販売台数世界最多のスチームコンベクションオーブン()や、世界最高品質の急速冷却・冷凍機(ブラストチラー&ショックフリーザー)、大量調理用の自動撹拌ケトル(回転釜)をはじめ、ジェラートマシンや調理・製菓用の下処理用機器などが各工房に設置され、商品の品質と生産性向上をサポートしています。

スチームコンベクションオーブンや自動撹拌ケトルは、プログラム調理によって誰が行なっても均一な仕上がりを実現します。また、ブラストチラー&ショックフリーザーは、食材を熱々のまま投入して急速冷却することが可能なため、できたての美味しさを保存。調理時間も大幅に短縮します。

これらのフードマシンは、商品の製造だけでなく、食に従事する人々の“働く環境の改善”をも可能にする先進性を備えています。

スチームコンベクションオーブン〈UNOX〉CHEFTOP

※スチームコンベクションオーブン……スチームと熱風の組み合わせによって、複数の調理方法をこなす加熱調理機器。肉・魚・野菜料理から、パン・お菓子まで、多彩な料理が思い通りに仕上がります。
また、〈UNOX(ウノックス)〉のスチームコンベクションオーブンに備わるDDC(データドリブン・クッキング)機能は、遠隔で調理のクラウド管理ができるシステムです。HACCPの保管と管理も可能。
「高機能フードマシンで解決を目指す!地域行政の「農業課題」──規格外品による地場商品で地方創生」取り組みの紹介動画(約6分)。


工房We mam
──施設と取り組み内容


地産地消の拠点としての役割が期待される工房We mamの製造室は6室あります。それぞれの工房で製造された加工品は、道の駅しもつまなどの地元の販売先へ出荷されるほか、ふるさと納税返礼品として活用され、全国に届けられます。

「最先端マシンを活用した焼き芋の製造工程」紹介動画。下妻市名産のさつまいも規格外品を用いた焼き芋の製造工程(下処理→加熱調理→急速冷却→真空パック)の一部をご覧いただけます。

各工房の取り組み内容

 1. そうざい工房

焼き芋や、豚の角煮、ハンバーグ、煮魚などを加工する、そうざい工房。
そうざい工房 設置マシン

 2. ジャム・タレ工房

下妻市名産の梨やさつまいものジャム、トマトソースなどを製造する、ジャム・タレ工房。
ジャム・タレ工房 設置マシン

 3. ジェラート工房

ジェラート工房で製造される地元の規格外品果物などを使った商品は、フードロス低減にも貢献します。
ジェラート工房 設置マシン

 4. 菓子工房

さつまいもタルトや焼き芋カスタードブリュレを製造する、菓子工房。プリンや焼き菓子なども製造。
菓子工房 設置マシン

 5. 食肉製品工房

常陸牛のローストビーフや、チャーシュー、ローストポークなどを製造する、食肉製品工房。
設置マシン:〈UNOX〉スチームコンベクションオーブン、〈IRINOX〉ブラストチラー&ショックフリーザー。

 6. 水産製品工房

イカの沖漬け、イカの一夜干し、冷凍刺身などを製造する、水産製品工房。
設置マシン:〈IRINOX〉ブラストチラー&ショックフリーザー。

 7. 販売先について

それぞれの工房で製造された加工品は、道の駅しもつま(写真上段)などの地元の販売先へ出荷されるほか、ふるさと納税返礼品として活用され、全国に届けられます。
[写真下段=ビアスパークしもつま直売所]

INFORMATION

ビアスパークしもつま内工房We mam

ビアスパークしもつま内工房We mam